老舗マントン専門店が推奨するアイロンがけの方法
映像提供:Bordados Foronda Sevilla
マントンのアイロンがけは手間のかかる作業ですが、艶が増し照明映えすると思います。フレコ(フリンジ)をしっかり整えておけば、万が一舞台装置や衣装装飾に軽く接触したとしても、引っかって踊りの妨げになるリスクを軽減できるかもしれません。踊る時に限らず、結婚式や公式の場に招かれた際に着用するには是非しておきたい作業です。吊してスチームする方法や入浴後のお風呂場に吊すのも役立ちますが、時にはこんな方法を取り入れてみては如何でしょうか。
注)アイロンをかけた後は、マントンの熱が冷めてから収納することをオススメします。
(2016年4月29日サイト掲載記事を、当ブログページへ移行)
<訳>
マントンのアイロンがけ方法
最初にフレコからとされています。アイロン台の上に置き、よれたフレコがすべすべになるまで何度もかけます。同様に梳くようにしても滑らかに整えられます。このやり方は必要なだけ何度もして縮れをとることができます。アイロンは最高温度にし、マントンは布ではなく常に(フレコの)編み目の部分を持って引くようにします。布部分は絶対にダメです。もし引っ張る場合は必ず常に編み目、結び目の部分を引っ張ること、布は厳禁です。レース編み部分は二重にしても一重でもやりやすいように、繰り返しますが、絶対布を持ってはいけません、常に編み目です。
布部分にどうやってアイロンをかけるのか。必ず裏側からで表面からは絶対にいけません。マントンの装飾の為に布の外側に向かってかけます。アイロンは最高温度で軽く優しくすること。布が光沢を帯び刺繍の浮き出た状態が保てるよう、常に布の裏側からかけましょう。
(川﨑訳)